皆さんはBI(爆釣指数)をご存知ですか?釣り好きの方なら知っていると思いますが、ビジネス用語のBI(Business Intelligence)とは全く別の意味です。魚の釣れやすさを数値化したもので、タイドグラフBIという潮汐アプリで誰でも簡単に情報を得ることができます。
そこで今回は、このタイドグラフBIを参考に爆釣指数を検証するべく、2023年4月中旬に南房総白浜へ行ってきました。1泊2日で合計17時間の釣行を記事にしたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
この記事はこんな人におすすめ!
・BI(爆釣指数)に興味がある方
・南房総の釣果が気になる方
・釣り好きや釣り初心者の方
この記事の筆者であるAsamaは、釣りメディアでライター経験もある釣り歴30年の釣り好きです。南房総は黒鯛(チヌ)の魚影も濃く実績もあるので、かれこれ15年以上通い続けています。
BI(爆釣指数)とは?
釣行の内容の前にBI(爆釣指数)について簡単に解説しますので、知らない方はぜひこの機会にチェックしてください。釣行の際はBI(爆釣指数)を参考にすると、狙い時がわかりやすくなり面白さも加わります。短時間で効果的に釣果を上げたい時など、大変参考になるのではないでしょうか。
複数の要素から釣れやすさを数値化
BI(爆釣指数)はポイントごとに、潮汐や自然条件に加え、魚の活性や過去の釣果などのデータから釣れやすさが導かれ数値化されたものです。数値が高ければ高いほど釣れやすく、1時間毎に数値化されているので釣れやすい時間がピンポイントで判断できます。マズメ時間以外で狙うタイミングを定める時などに活用すると効果的でしょう。
タイドグラフBIで全て確認できる
BI(爆釣指数)はタイドグラフBIというアプリをダウンロードすると確認できます。潮汐や気象情報、釣れやすい時間など釣りに関するすべての情報が1度に確認できるので、釣行にはとても便利です。ポイントごとに情報が得られるだけでなく、自分のお気に入りのポイントを登録できる便利な機能なども備わっています。
釣りに限らず様々なアウトドアに活用できる情報が無料で得られるので、まだ利用してない方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
2023/04/13南房総白浜野島東港
今回も本ブログではお馴染みの野島東港へ行ってきました。釣り好きとは言いながらも、今回実は2023年の釣り始めです。色々あって例年に比べだいぶ遅い初釣りとなってしまったので、楽しみの気持ちが強いものの、同時になぜか少し緊張もするくらいでした。
初釣りに白浜を選んだ理由は、一番慣れている場所で実績もある場所だからです。当日1泊するホテルが目と鼻の先にあり、最悪釣れなくてもホテルで海を見ながらのんびり過ごそうという気持ちもありました。
今回は色々準備はしてありますが、基本フカセ釣りオンリーで黒鯛(チヌ)がターゲットです。それでは、本題の釣行の様子に入っていきましょう。
今回のタックルと餌
釣り場に到着したのは午前5時で、もう既に空が明るくなり始めていた頃でした。先着はなく貸切状態だったので、ベストポイントに釣り座を確保して急いで準備を開始。
今回使用したタックルと餌
磯竿:1.5号 リール:1000番
つけ餌:荒食いブラウン 高集魚レッド
コマセ:冷凍アミ2キロ チヌパワー チヌベスト
期待の高まる朝マズメ
準備に少々時間がかかってしまったので朝食は後回しにして、早速釣りを開始します。
タイドグラフBIアプリを使って現在の状況を確認してみます。
※波線が潮位で星印がBI数値です。
現在06:10なので、BI数値は6.5となっており本日の狙い時です。
期待を込めて第1投を投げてみます。
30秒ほど経っても反応はないので、回収してみると、餌がついたままです。
コマセを打ち直して第2投3投と手返し早めでせめてみますがウキに反応はありません。
釣り開始15分程経過すると・・・
ようやくウキに反応があったので合わせます。
手応えを感じ、久々のこの感触に鳥肌が立ちました。大きな手応えではないけれど、やっぱり釣りでしか味わえないこの感触は最高です。
本日初というか今年初の魚は、残念ながらフグですがそれなりの大きさだったのが救い。
「今年もやっぱりこいつか」「初が鯛とか縁起のいいこと起こらないものかね・・・」
というわけで、即リリースして次に期待です。
まだBI数値は低くないのでテンポよくキャストを続けますが、その後大きなアタリはありませんでした。1時間ほど経過したところで、餌も取られなくなったので朝食休憩です。
タイドグラフBIで当日の狙い時を確認
自然の中で外の空気を吸いながら食事をするのも、釣りやアウトドアの醍醐味ですよね。
食事をしながらスマホを見るのはあまり好きではありませんが、今日の狙い時を再確認します。
☆印が多いほどBI数値が高いので、朝マズメ、10時から13時、それと夕マズメが狙い時であることがわかります。爆釣指数だけでなく、天気や風の情報まで画面ひとつで確認できるのがありがたいです。
それではこれから13時頃まで頑張って釣っていきます!「サイズはともかくとりあえず一匹釣りたい」
勝負!10時〜13時の狙い時
朝食をとり釣りを再開しましたが、なかなか反応が見られません。「エサは取られるし、小さい反応はちょくちょくあるんだけどなぁ・・・」
結局、13時まで大きな展開はなく、小さなフグが2、3匹釣れただけでチャンスタイム終了となりました。「このタイミングでこの釣果だと、今日はちょっと厳しいかな〜」
ああ、空はこんなに青いのに、風はこんなに暖かいのに、太陽はとっても明るいのに、どうしてこんなに釣れないの〜♪
釣れない原因は、多分水温が低いのと画像ではわかりにくいかもしれませんが、海底まで目視できるほど透き通る海水です。濁りがあれば多少浅くても黒鯛(チヌ)釣りには好条件になるんですが、残念ながらこの日は一切の濁りなし!
諦めムードが漂いますが、久しぶりの釣りだからのんびりと夕マズめのタイミングを待ちます。「アジングかブラクリでもやって遊ぼうかな〜」
本日ラストチャンスの夕マズメ
その後、あっという間に夕マズメまでもうすぐの時間となりました。諦めモードが一転するような展開もなく、全然釣れない状況が続きます。
連れの親父は竿とリールが同時に破壊するというハプニングがあり、急遽近くの釣具屋で購入したサビキ釣りセットのため黒鯛(チヌ)どころではありません。
16時となり、ホテルのチェックインも考慮するとラスト1時間がタイムリミットです!
「こうなったら、もうあの作戦しかない!」
最終手段「オキアミ」
最終手段「オキアミ」を使用して、雑魚でもなんでも良いからとにかくフグ以外を釣ることに作戦変更です。ボラが掛かれば、かなりのファイトも期待できるし、練りエサ不調の時はオキアミに何度も助けられました。
手返しよくキャストを繰り返します。ウキにも餌にも何かしらの反応があるので、大物はともかく期待が高まります。
ラスト30分を迎えたその時、作戦変更がようやく報われます!
ウキが一気に沈み、竿には確かな手応えが・・・!
海タナゴが釣れました〜!
「良かった〜、とりあえずフグ以外が釣れた」
その後、少し粘りましたが、残念ながら海タナゴが本日のラストフィッシュでした。
そんなわけで、本日はこれにて納竿となります。
「さぁ、温泉入ってビールだ!海鮮バイキングだ!」
釣行におすすめ[ホテル南海荘]
[ホテル南海荘]は食事と眺望が良く、南房総釣行の際はほとんどここに宿泊させていただいています。一泊一人10000円前後で朝食と夕食も付いているので、コスパが良くもう何回泊まったのかわかりません。
夕食は海鮮バイキングが楽しめ、朝食も焼きたてのクロワッサンやその場で焼いてくれるオムレツなどがおすすめです。
何よりも目の前が海なのですぐに釣りに行けます。私はいつもほぼ徹夜でくるので夕食後は爆睡して、気づいたらもう朝っていうのがお決まりですけど・・・
最近はTVなどでも紹介されるほどの人気施設ですので、皆さんも機会があれば泊まってみてはいかがでしょうか。
2023/04/14南房総白浜野島東港
ホテルでのんびり目に朝食をとり、チェクアウトしてから釣り場に到着したのは8時半ごろです。昨日の快晴とは違い、予報は晴れですがこの日は曇りがちな天候でした。残念ながら昨日同様海水に濁りはありません。
「でも、昨日より今日の方が釣れそう」
タックルなどは昨日と同じものを使用して、早速釣りを開始します。タイドグラフは↓です。
午前中が勝負
この日も小潮で爆釣指数は高くない日です。下潮と上潮のタイミングで数値は上がっていますが、朝マズメでもこの数値は低い方なので期待値は下がります。
ちなみに大潮や中潮の日やBIが高めの日の数値は10を超えます。
この日の狙い時は10時〜15時くらいになるでしょうか。
潮位の下がり始めるお昼くらいまで様子を見て、釣果が上がらなければ諦めます。
何はともあれ、コマセを多めに打って第1投です。
反応はありません・・・
「釣れる日は第1投から反応があるんだけど・・・」
その後も大きな反応はなく、何にも釣れない状況が続き、時間はあっという間に過ぎていきます。
諦めモードで帰り支度を始めつつもキャストは繰り返し、11時を過ぎた頃久々にアタリが・・・!
この竿がしなる感じと手に伝わる魚の感触は、釣り好きなら誰もが興奮する瞬間ではないでしょうか。
おそらく今日のラストになると感じていて、大物でないことは確信していたのですが必要以上に時間をかけて楽しみます。
「おそらく黒鯛(チヌ)ではなく、いつものあいつだな・・・」
わかっているものの、サイズはともかく魚影が確認できるまでは何が釣れているのかわかりません。
というわけで、フグでした。
「ボウズで終わらなくて良かった」と思いながら、「昨日の教訓を活かして、別の場所に行くべきだったかな?」とも感じました。
その後、1時間ほど粘りましたが、釣果が上がることはなく、今回の釣行はこれにて終了。
BI(爆釣指数)検証結果
それでは、今回の検証結果です。初日約12時間、2日目約3時間、フカセ釣りで黒鯛(チヌ)を狙いました。
1日目釣果
4月13日釣果
フグ:5匹🐡
海タナゴ:1匹🐟
いずれも1日の中でBI数値の高い(☆印の多い)時間帯で釣れました。
朝から晩まで約12時間ですので、釣果としてはかなり厳しい結果となりました。
検証するにはもっと釣果が必要だと思いますが、狙い時に釣れたということを考えれば、タイドグラフBIの数値は参考にすべきだということがわかりました。
2日目釣果
釣果
フグ:1匹🐡
この日も検証するには全くと言って良いほど釣果を上げられませんでした。
言い訳になりますが、コマセに寄ってくる魚も目視出来ないほどこの日は魚が少なかったです。
「すみません・・・」
タイドグラフを見直すと、この日に限らず夕マズメ以降も数値が上がることもあるので、次回は夜釣りにも挑戦してみたいと思います。
釣り方やターゲットも増やして、今後も検証は続けていきますので、良い結果が得られることを期待していただけたら幸いです。
タイドグラフBIの活用で楽しさ倍増
以前からタイドグラフBIアプリを利用していましたが、天候や風、潮位などの情報を得ることが主な目的でした。今回は、初めてBI(爆釣指数)を意識しながら釣りをしましたが、楽しさが増すということがわかりました。
狙い時が近づくにつれてワクワクしたり、実際に釣れた時はしてやったり感を感じることができたり、普段の釣りに面白さが加わったような感じでした。
風向きや波の高さなども意識すると、変化に気づくことができて自然をより感じることもできます。
皆さんもタイドグラフBIを利用して釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
南房総の釣りは楽しい
今年初の釣行は残念ながら、ターゲットの黒鯛(チヌ)を釣ることはできませんでしたが、久しぶりに海に来て自然を感じながら良い時間を過ごすことができました。
普段と違う場所に身を置くと、遠くで暮らす友達や以前お世話になった人たちのことをふと思い出して連絡してみたくなったりしませんか?
自然と触れ合うことのできるアウトドアは、日頃の疲れやストレスを癒すだけでなく、忘れてしまっていることを思い出させてくれたりします。
南房総は初心者からベテランまで楽しめる釣り場や、1日中楽しめるアウトドアスポットが数多くある、魅力的な場所です。
皆さんも普段と少し違った日常を体験したくなったら、釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。
それでは、最後まで読んでいたきありがとうございます。
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