季節は秋本番!釣りのベストシーズンがやってきました!そこで今回は南房総白浜一泊二日の釣行です。黒鯛フカセ釣りをメインに時々アジングを楽しんできました。
初日二日目ともにラスト一投にドラマがありました!これだからやっぱりフカセ釣りがやめられないといった内容となっています。
出陣
「遅くても夜が明けるまでに到着しなくては、朝マズメに間に合わない」
そういえば今日の相方は妻ではなく、釣りの楽しさを教えてくれた親父(83)です。年を重ねるにつれて、毎回同じ場所で同じ話をしてくるのが若干面倒・・・適当に聞き流して目的地を目指します。
「それにしても夜の空いてる高速を走るのは気持ちがいい」「気分転換に最高だ」
時刻は午前5時、無事今回の目的地に到着。
千葉県南房総市白浜町 野島東港
今回は十数年通い続けている野島東港が戦場です。近くには乙浜港や洲崎港といった人気ポイントがあるにも関わらず、野島東港を選ぶには理由があります。駐車場・トイレ・スーパーが近くにあり非常に便利な場所でありながら、釣り人が比較的少なく釣り座が確保しやすいためです。
もちろん黒鯛を釣った実績もありますが、黒鯛に限らず釣れる時と釣れない時の差が極端というのが少し難点です。しかしながら、近くにはポイントはたくさんあるのですぐに移動できるのもこの釣り場の良さとなっています。
2022年10月27日(木)<中潮> 日出時刻 05:56 日入時刻 16:52
- 天気 晴れ
- 気温 最高20℃ 最低8℃
- 水温 23.2℃
- 風 北北東7m ⇨東3m
- 潮汐 満潮 06:09 | 17:19 干潮 11:40
- 濁り 有り
暑すぎず寒すぎず気持ちの良い秋晴れの広がる最高のコンディションと言っても良いくらいです。期待を膨らませながらいざ実釣と参りましょう!
朝マズメの戦い
本日のタックル&餌
タックルはこんな感じです↓↓↓
- ロッド フカセ:1.5号磯竿5.3m アジング:万能コンパクト竿2.4m(リールとセットの安物)
- リール フカセ:ダイソーリール2000番 アジング:1000番(ロッドとセットの安物)
- ライン どちらもナイロン2号
- ハリス 1.5号
- 針 チヌ針2号
- ウキ 遠矢ウキ1号
- ルアー 1gジグヘッド ダイソーピンテールワーム ダイソージグ3g ジグサビキ仕掛け
使用した餌は↓↓↓
コマセはマルキューの「チヌベスト」と「チヌパワー遠投V9」を使用します。
以上、二日目も同様です。
序盤:フグの猛攻
第一投目から浮きが沈む!合わせに失敗。その後2.3投も餌が即効無くなり、今日も餌取りとの戦いだと覚悟を決めました。
さらに2.3投後ようやくHIT!「どうせフグだろう」と思いつつ引き上げると、やっぱりフグ。フグは裏切らない。
前回来たのは6月でその時もフグに悩まされる結果(黒鯛は20cm程度が3枚)だったので、今回も同じかな・・・でもいつもよりデカいから「今日は何かいつもと違うと感じ」だとポジティブに考える。
その後も餌を変えようが、棚を変えようがフグの猛攻は続き、いつの間にかあたりはすっかりと明るくなって来たのでアジングにチェンジ。
中盤:釣れないアジング①
野島東港でアジは釣ったことあるけど、サビキだったりウキ釣りだったりでアジングでの実績がまだありません。っていうか恥ずかしながら、まだアジングでアジを釣ったことがありません。今回もダメかなと半分諦めながらも回遊ルートにキャストを続けます。
アタリらしきものはあったけど、今回も釣ることはできませんでした。やっぱりちゃんとしたアジング専用タックル買おうかな・・・それと、誰かアジング教えてくれないかな・・・
終盤:親父撃沈
朝マズメの時間帯もそろそろ終わりに近づいてきたので、アジングを諦めてフカセ釣りを再開します。自分が釣れないアジングをしている時も親父はひたすらフグとの戦いを続け、針を何本も持って行かれていました。
そんな親父に今までとは明らかに違う魚がHITした様子なので、竿を網に持ち換え応援に行きます。竿を立てられないほどの重さで、ドラグが音を立て続けています。
「これはさすがに難しいかな」と思った瞬間、竿にかかっていた重みがスッとなくなり転びそうになる親父。
逃した獲物は大きいとはまさにこのことであり、親父はひたすら悔しがっています。仕掛けと気持ちを新たに親父は釣りを始めます。
普段はあれこれうるさく面倒だけれど、今は同じ獲物を狙う仲間なので「頑張れ親父」と心の中でつぶやきました。
フグの食事時間も終わったようなので、そろそろ休憩しようかなと思っていたら親父にまたもや大物がHIT!今度こそはと急ぎ応援に向かいますが、さっきと同じような光景が・・・
親父撃沈にて朝マズメの戦いは終了。
一時休戦
朝マズメの時間帯も過ぎて昨晩寝てない眠さもあった為、一時休戦に入ります。コンビニで買っってきたご飯を食べて、少し暑いけど車の中で仮眠です。しかしこの仮眠がのちに後悔を生む羽目になることはまだ知らない・・・
窓は開けておいていたものの、晴れた日の車の中の気温上昇はハンパじゃありませんでした。いつの間にか寝てましたが、異常に暑くて全身汗だくで目が覚めました😱皆さんも車で寝る際はくれぐれもお気をつけくださいませ。
まだ本格的に再開するまで時間があったので、WEBライター活動に使用できる画像素材を集めるために散策。現在釣りメディアでの執筆活動をしておりまして、ルール等細くてまだ記事として公開まで至ってませんが一日も早い公開を目指し奮闘中です・・・
夕マズメの戦い
雲一つない晴天が続いておりましたが、午後2時を過ぎ太陽が雲に隠れるタイミングもでできました。夕マズメまで少し早いですが、フライング気味に開戦します。
序盤:釣れないアジング②
フカセ釣りから再開するものの、ウキに目立った反応はなく餌も残ったまま帰ってくることがしばしば・・・「よし、アジングに変更しよう」
ジグ単では釣る自信がなかったため、ジグサビキに変更してみました。どちらもダイソーですが動画で釣る様子を散々みたので、アジがいれば釣れるはず・・・
船道にキャストを繰り返すもアタリすらない。っていうか釣ったことがないからどれがアタリなのか解ってないのかもしれません。根がかりしそうだから早々に諦める・・・
中盤:期待感高めるボラ
午後4時になりあたりも若干暗くなり始めた頃、ウキがゆっくり沈んだのでタイミング良く合わせます。予想以上の重みとドラグが音を立ててラインがどんどん持っていかれることに焦っていると、左右に大きく走る走る。「青物か!?」
10分程格闘してようやく釣り上げたのは、40cmオーバーのボラ!
ボラが釣れた日は黒鯛が釣れる可能性が高いという自分なりのジンクスがあるので、黒鯛に期待が高まります。
終盤:ラスト一投の奇跡
午後5時を過ぎてあたりはすっかり暗くなり、周囲の釣り人やフグに飽きた親父も帰り支度を始めています。それでも、先程ボラが釣れていたり、餌取りの小魚の反応が薄くなってきたりしているので、何となく釣れそうな予感が・・・
「これがラスト一投」最後のコマセを打ち、10秒程経ったその時、ウキが一気に沈みます!!合わせもキマり、竿が大きくしなります。フグでもボラでもないこの引きはまさか黒鯛?格闘の末ようやく魚影が確認できるようになり、黒くありながらも銀色に輝くその魚体が黒鯛であることに確信!
たたんでしまった網を急いで親父に準備してもらって、無事に釣り上げることができました。35cmと大きくは無いけど、今回の本命「黒鯛」無事に釣り上げました。
ラスト一投の奇跡といったら大袈裟かもしれませんが、この達成感は何事にも変えられません!鳥肌と高揚感がおさまらないまま、本日はこれにて納竿。
味覚と眺望の宿 ホテル南海荘
南房総に来たら毎回お世話になっていて、野島東港からは目と鼻の先にあるホテル南海荘。バイキング形式の食事でコスパも良く、部屋からは綺麗な景色を楽しむことができます。
近くに徒歩で行ける釣り場がたくさんあるので、食後に夜釣り行くこともできます。釣りだけではなく観光で来る際にもおすすめですので、機会があればぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
2022年10月28日(金)<中潮> 日出時刻05:57 日入時刻16:51
- 天気 晴れ
- 気温 最高21℃ 最低11℃
- 水温 23.1℃
- 風 北東2m⇨北北東5m
- 潮汐 満潮 06:59|17:40 干潮 00:00 |12:09
- 濁り 無し
ホテルをチェックアウトして釣り場に到着したのは午前8時30分。朝から日差しが強く、長袖では暑いくらいでした。海底がはっきり見えるほど綺麗に透き通った水。「今日は厳しそうだな・・・」
午前中3時間の短期決戦
2日目は午前中だけ釣りをして、午後はゆっくりと帰るというのが恒例になっているため、この日も12時までの約3時間勝負です。
ホテルの朝食時間前に起きて、朝マズメの勝負をしたかったのですが、爆睡してました。次は素泊まりにして朝も夜も勝負しようかな・・・
綺麗すぎる海水は釣れない
海水が綺麗すぎると黒鯛釣りは難しく、太陽が出ていればなおさら黒鯛の警戒心は強くなると聞いたことがあります。自分自身も黒鯛が釣れた日は海水に濁りがあり、晴れの日より曇りや雨の日が多かったです。
この日はまさに快晴で海水が綺麗過ぎただけでなく、時間帯もありますが潮が全くと言っていいほど動いていません。
「今日は釣果は期待しないで、気持ちの良い天気と綺麗な景色を楽しもう」
まさかの大物!
この日は予想に反することもなく、アタリもほとんどなくフグも全然釣れません。餌も無くなりそろそろ帰ろうかなとぼんやりしていると、ウキが見当たりません!!根がかりかなと竿を立てると、思いっきり持っていかれます。この強くて左右に走る引きは黒鯛ではありません・・・
昨日より大きいボラでした!「最後に楽しい戦いを楽しませてくれてありがとう」
この状況でよく釣れてくれました。ボラを釣り上げたことに満足して、少し早いけど本日はこれにて納竿です。
2日間の戦歴(釣果)
2日間で約15時間の釣行となりました。今回は本命を釣り上げることができて、気候にも恵まれ最高に楽しむことができました。やっぱり秋は釣りのベストシーズンですね!そんなわけで今回の釣果です。
- ふぐ ∞
- 海タナゴ 2匹
- ボラ 2匹
- 黒鯛 1匹
やっぱりフカセ釣りはやめられない!
時にゆっくり時に一気に沈むウキ、竿から伝わってくる魚の手応え、大きくしなる竿、ドラグの鳴る音、気の抜けない魚との駆け引き、網に入れる緊張感、釣り上げた時の達成感、手に残る戦いの余韻。
フカセ釣りでは釣りの醍醐味を多く体験することができるので、フカセ釣りに魅了されている釣り人は多いのではないでしょうか。私自身もそのうちの一人です。
今回黒鯛を釣り上げたことで、改めて実感しました。「これだからやっぱりフカセ釣りはやめられない!」
以上、お粗末さまでした。
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