[柏崎釣果]ベストシーズンなのに外道ラッシュ!フグが家で食えたなら…

新潟県
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5月、釣り人にとって最高のシーズンが到来し、期待に胸を膨らませて柏崎港へ。しかし、そこで待っていたのは、まさかの「外道ラッシュ」!アタリは無限にあるのに、釣れるのはリリース対象のクサフグばかりで、ため息が漏れるばかり…。

そんな厳しい状況の中、執念の末に奇跡の本命1匹を釣り上げ、わずかな希望の光が差しました。それでも、ふと頭をよぎったのは「もし、このクサフグが美味しく食べられたなら…」という禁断の妄想。悔しさと少しのユーモア、そして小さな奇跡が入り混じった、柏崎港での釣行記をお届けします。

筆者
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この記事はこんな人におすすめです!

  • 春の柏崎港の釣果が気になっている釣り人
  • 外道ばかりで悔しい思いをしたことがある人
  • 「クサフグが食べれたらなぁ」と一度でも思ったことがある人
  • 「釣りは釣果が全てじゃない!」という価値観の人
  • 新潟で良い釣り場を探している人
  • ブログ記事を読むのが好きな人

本ブログでは、釣行記や釣り場情報、初心者に向けた釣り方マニュアルなど釣りに関する様々な記事を発信しています。気になる記事がありましたら、ぜひあわせて読んでいただけると幸いです。

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ベストシーズン開幕!アジを狙っていざ柏崎港へ

5月。気温も穏やかで過ごしやすくなり、水温の上昇とともに魚たちの活性も徐々に上がってくる時期です。いよいよ釣りのベストシーズンが開幕。新潟県の柏崎港も、もちろんその例外ではありません。春から秋にかけて多彩な魚種が狙える、県内有数の人気釣りスポットです。

特にサビキ釣りにおいては1級ポイントとして知られ、なかでもアジは多くの釣り人にとってのメインターゲット。シーズンが本格化すれば、岸壁の足元からでも良型アジが釣れることもあり、毎年この時期を心待ちにしている人も少なくありません。

もちろん、筆者である私もそのひとり。通い詰めすぎて、「ホーム」と呼んでも差し支えないほど愛着のあるこのフィールド。今回もまた爆釣の夢を抱いて、いざ柏崎港へ…。

5月になぜ柏崎港を選んだのか

釣りのベストシーズンに突入した今回、数ある釣り場の中から柏崎港を選んだのには、はっきりとした理由があります。
それは、前回4月の釣行で“ほぼ貸切状態”という最高の条件にもかかわらず、散々な釣果に終わったという、なんとも悔しい経験があったからです。

それだけでなく、最近の柏崎港では良い釣果情報があるにも関わらず、どういうわけか私にはその恩恵がなく、ここ何回か満足のいく釣果をあげられていません

タイミングが悪いのか、それとも自分の釣り方が悪いのか……。とにかく釣れていない。今回はまさに、このところの不振を打ち破るべく、リベンジを果たすという強い思いで柏崎港へとやってきたのです。

当日のコンディションとタックル

釣行当日、柏崎港の空は曇り時々雨という、やや不安定なコンディションでした。気温は16度と肌寒さが残るものの、水温は14度と魚の活性にギリギリ期待が持てる水準です。風は南寄りの風2m前後と穏やかで、釣りやすい状況でした。

潮は大潮で、特に期待が高まるのは満潮の13時20分。この時間帯は魚の動きが活発になる傾向があり、絶好のチャンスだと考えていました。干潮は21時10分と夜遅くでしたが、夕まずめにかけても粘るつもりです。

今回のメインとなるタックルは、やはりアジ狙いのサビキ釣り用タックルです。そして、サビキで釣れない場合の保険として、少し沖を狙えるウキ釣り用タックルも準備万端。これらのタックルを状況に応じて使い分けながら、なんとか本命のアジを釣り上げたいと意気込んでいました。

なるべく安く、無駄なく!私のエサ選び

釣果に直結するエサの準備って、本当に大切ですよね。でも、気合を入れて買い込みすぎた結果、全く釣れずに余らせて泣く泣く帰る……なんて経験、あなたにもありませんか?「釣りは楽しみたいけど、あんまりお金はかけたくない!」そう思う方も多いはず。

釣れない日があるのも、また釣りの難しさ。だからこそ私は、「最低限必要なものを、できるだけ安く」をモットーにエサを用意しています。

そして、使いきれなかったエサはしっかり保存して再利用。今回も前回使いきれなかった「アジパワー」を使用します。

もちろん、予想以上に魚の活性が高かったり、餌取りに苦戦したりでエサが足りなくなることもあります。そんな時のために、釣行先の近くにある釣具屋は事前にチェック!足りなくなったらすぐに買い足しに走る――それが私のスタイルです。

おそらく、私と同じようにコストを抑えながらも効率よく釣りを楽しみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。賢く準備して、釣りの時間を最大限に満喫しましょう!

実釣スタート!外道地獄を超えて本命と出会うまで

5月初旬、平日の柏崎港。ここ最近は気合いばかりが空回りし、ぱっとしない釣果に妻からも苦笑いされつつある。
「今度こそアジを釣り上げて見返してやる!」──そんな思いを胸に竿を出した今回の釣行だったが、待っていたのは想像もしない展開だった。


序盤は静寂、そして次第に動き出すウキに喜ぶ間もなく、連続で釣れるのはすべてクサフグ…。それでも諦めずに竿を振り続けた先に、ようやくたどり着いた“本命”との出会い。今回は、そんなドラマのような釣行の一部始終をお届けします。

静寂の海に期待高まる|釣り開始直後の手応えは…?

釣り場に到着し、準備を終えたのは午後1時頃。風も穏やかで雨の心配もなそうな静かな海。いよいよ第1投です。コマセを詰めて仕掛けを投入し、まずは様子見といったところ。

釣り開始直後は、満潮の時間と重なり潮も動いてないせいか、アタリは全くありません。ウキ釣りのオキアミも残ってくるような状態。周りの釣り人たちも、まだ竿を曲げている様子はなく、港全体がまるで嵐の前の静けさのように、ただ静かに時間が流れていきます。

水面をじっと見つめ、魚影を探しますが、反応はなし。「あれ?まだ魚が回ってきてないのかな…」そんな不安がよぎり始め、焦りが募ります。もしかしたら、昨日の雨の影響で水温が下がったのか?それとも潮時が悪いのか?様々な疑問が頭をよぎる中、ひたすらアタリを待ち続けました。

猛攻!止まらないクサフグの嵐

静寂を破ったのは、午後3時ごろ。潮がようやく動き始めたタイミングでした。
最初のアタリは、ウキ釣り仕掛けの竿に。潮に乗って流れていたウキがふと不自然な動きを見せたかと思うと、次の瞬間──スッと海中へ。

「キタッ!」

反射的に竿を立ててアワせると、手元に伝わる確かな生命反応。サイズは小さいながらも、小気味よい引きに「これはもしや」と期待が高まります。
しかし、水面から顔を出したのは……やっぱり、あいつ

そう、天敵・クサフグ。
どこの釣り場に行っても出会う“外道界の王者”。釣れてほしくない魚ランキングで常に上位に君臨する、まさに外道中の外道です。私だけでなく、釣り人の多くがその猛攻に頭を抱えていることでしょう。

「まあ、最初の1匹くらいはご愛嬌か」なんて余裕をかましていたのも束の間。ここから“クサフグラッシュ”の幕が上がります。

タナを変えても、コマセの投入位置をずらしても、何をしても毎回クサフグ。

なぜかサビキ仕掛けの竿には一切反応がないのに、ウキ釣り仕掛けのオキアミには秒でアタリが来る。キャストするたびにアタリは明確、ヒット率もどんどん上がってくる──けれど、上がってくるのはクサフグ、クサフグ、またクサフグ!

本命のアジはおろか、他の魚の姿すら見えません。
針がかりするたびに「お願いだからクサフグ以外であってくれ……!」と祈るも、バケツに増えていくのは見慣れたあの顔ばかり。エサの消耗は激しく、時には針ごと持っていかれることも。

終わりの見えないクサフグ地獄──気づけば、バケツの中は“あいつら”でいっぱいになっていたのでした。

奇跡の1匹!執念で釣り上げた本命のアジ

クサフグの猛攻に心が折れそうになりながらも、「このままでは終われない!」という執念だけが私を突き動かしていました。時間だけが容赦なく過ぎていく中、それまで沈黙を守っていたサビキ釣りの竿に、ついにアタリが!

「もしかして……?」

半信半疑で竿をゆっくりと立て、巻き上げてみると、これまで散々味わってきたフグとは明らかに違う手応え! 水面に魚影が見えた瞬間、思わず「アジだ!」と叫んでいました。

決して大きくはないですが、その一匹が、クサフグの猛攻に打ちのめされかけていた私の心を一気に解放してくれました。まさに執念が実った、奇跡の一匹。この一匹のアジが、この日の釣行に一筋の希望の光を灯してくれたのです。

本日の釣果:アジ1匹、クサフグ♾️匹

奇跡のアジで希望の光が宿った今回の釣行でしたが、午後6時を回る頃にはクサフグすら釣れなくなり、エサも尽きてしまったので納竿となりました。

結局、この日の釣果は執念で釣り上げたアジ1匹と、数えきれないほどのクサフグという結果に。食べられるわけでもないのでバケツに活かしておく意味はありませんが、「また釣れてくれるなよ」という思いを込めて一部キープしておいたフグをリリースし、片付けも終了しました。

本命のアジはかろうじて顔を見せてくれたものの、期待していた爆釣とはほど遠く、まさに「外道ラッシュ」の名にふさわしい一日。それでも、坊主(ボウズ)よりはマシ。好きな釣りを楽しみ、充実した時間を過ごすことができました。

近くの釣具屋さんによれば、アジは釣れているとの情報もありましたが、もしかすると、もう少し水温の上がる6月以降の方が本格的なシーズンなのかもしれません…

禁断の妄想…クサフグが家で食えたなら

釣り好きなら、一度は釣ったことがあるはずの「クサフグ」。本命がまったく釣れず、外道のクサフグばかり――今回の私のように、そんな状況で「もしこれが家で食えたなら…」と妄想してしまった人も少なくないのではないでしょうか。

でも、その考えは妄想のままにしておきましょう。クサフグには毒があり、素人が扱うのは非常に危険です。

それでも、ただの「外道」と侮るなかれ。クサフグの活性が高いということは、その周辺に他の魚もいる可能性を示唆するヒントになることもあります。釣果にはつながりませんでしたが、彼らとの攻防もまた釣りの醍醐味。安全に気をつけ、純粋に釣る行為を楽しみましょう。

妄想:フグといえば高級食材

フグと聞けば、誰もが思い浮かべるのは白く透き通った刺身に、身がほろほろと崩れる唐揚げ、寒い夜に食べたいフグちり鍋。どれも料亭レベルの高級料理です。

そして、目の前に次々と釣れてくるのは……まさかのフグ!
「これって、実はお得な高級食材?」「持ち帰って調理すれば晩ごはん豪華じゃん!」
そんな甘い妄想が頭をよぎるのは、釣り人あるあるかもしれません。

現実:食べたら命に関わります

しかし現実は甘くありません。
クサフグは、肝や内臓、皮などに猛毒テトロドトキシンを含んでおり、素人が捌くのは極めて危険。しかもこの毒は加熱しても消えないため、「火を通せば大丈夫」は大間違い。

厚生労働省の規定でも、フグの処理には専用の免許が必要とされています。
つまり、「釣ったから食べてみよう」は命知らずの暴挙なのです。

毎年のように、中毒事故のニュースが報道されるほど。クサフグは見た目こそ愛嬌がありますが、絶対に“食材”とは思ってはいけませ

結論:即リリース、絶対に食べない

結論はひとつ。クサフグは絶対に食べないこと。どれだけ釣れても、どれだけ新鮮でも、即リリースが鉄則です。

食べたら命に関わる、この厳然たる事実を肝に銘じ、絶対に食べない。これが、釣り人が守るべき鉄則であり、自分自身と大切な人を守るための唯一の結論なのです。釣りを楽しむ上で、何よりも大切なのは安全。フグの猛毒に対する正しい知識を持ち、安全な釣行を心がけましょう。

またクサフグ…いやアジを釣りに柏崎港へ

今回の柏崎港釣行は、まさに「ベストシーズンなのに外道ラッシュ!」という言葉通りの一日でした。期待に胸を膨らませて向かった港で待ち受けていたのは、猛烈なクサフグの猛攻。タナを変えようが、仕掛けを変えようが、釣れてくるのは彼らばかり。心が折れそうになる中で、「もし、このクサフグが食えたなら…」と、甘くも危険な妄想に浸ってしまったのは、きっと私だけではないでしょう。

しかし、その妄想はあくまで夢物語。クサフグは猛毒を持つため、絶対に食用にはできません。それでも、そんな外道の猛攻の中、執念で釣り上げた奇跡のアジ1匹は、私に大きな喜びと希望を与えてくれました。

結果として、アジ1匹と大量のクサフグという釣果に終わりましたが、それでも「ボウズ」を免れ、好きな釣りを満喫できたことに変わりはありません。今回の経験をバネに、次回こそは本命の爆釣を果たすべく、再び柏崎港へやってくるでしょう…。

それでは、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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