新潟県糸魚川市に位置する能生漁港は、初心者から上級者まで多くの釣り人に人気のポイントです。しかしながら、ネットの検索結果では、「釣り禁止」という釣り人にとっては目を逸らしたいワードが出てきます。
そこで今回は、「能生漁港で実際釣りはできるのか?」「釣りができるとしたらどんな魚が釣れるのか?」という疑問を解消するべく調査してきました。能生漁港を含め糸魚川市で釣りを楽しみたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください!
本サイトでは、釣りに関する様々な記事を紹介していますので、気になる記事がありましたら、合わせて読んでいただけると嬉しいです。
糸魚川市の概要
糸魚川市は、ヒスイ文化発祥の地として知られる新潟県の最西端の市で、日本海と山々に囲まれた自然豊かな場所です。日本海の豊かな漁場が近く、魚種が豊富なため、釣り人にとっては魅力的なスポットと言えるでしょう。
日本初の「世界ジオパーク」に認定
糸魚川市全域は、日本初の「世界ジオパーク」に認定されています。「世界ジオパーク」とは、地球の歴史や文化、自然環境を一体的に理解できる貴重な場所として、ユネスコが認定する国際的なネットワークです。
ジオパーク活動は、地球環境の保全や地域社会の活性化、持続可能な地域作りなどサステナビリティに貢献しています。そのため、糸魚川市を訪れる際は、世界的にも認められた貴重な自然であることを意識して行動することが大切ですね。
釣り場が豊富
糸魚川市は、海岸線が長く続いているので堤防やサーフ、河口付近など魅力的な釣り場が豊富です。その中でも、今回紹介する能生港や筒石漁港、姫川河口などは1級ポイントとして人気があります。
ターゲットや釣り方に合わせて、自分のお気に入りのポイントを探してみるのも良いでしょう。
海産物の宝庫
海釣りが好きな人であれば、海産物に興味がある人も多いでしょう。日本海の豊かな漁場が近い糸魚川市は、海産物の宝庫です。水揚げされる魚種も豊富なので、釣りと合わせて美味しい海産物も楽しんでみてください。
新鮮な地魚も良いですが、能生では名物のカニを食べるのことをおすすめします。カニ好きな人は、ぜひ漁港からすぐそばにあるマリンドーム能生のかにや横丁も訪れてみてください。
能生漁港アクセス・周辺施設情報
能生漁港は、人気の観光スポットにもなっているマリンドーム能生と弁天岩の中間に位置するため、周辺施設も充実しアクセスも便利です。初心者やファミリーでも安心して釣りが楽しめるでしょう。
周辺施設に関しては、マップにピンが打ってありますので参考にしてください。
アクセス
能生漁港へは、車で行くのが便利ですが、公共交通機関を利用していくこともできます。
車の場合:北陸自動車道「能生IC」より約7分
公共交通機関の場合:えちごトキめき鉄道「能生駅」よりタクシーで約6分
駐車場・トイレ情報
駐車場・駐車スペース:能生漁港の構内には車を停められるスペースが多くありますが、駐車場ではないため、注意してください。ポイントによっては車を横付けして釣りができます。
心配な方は、マリンドーム能生の駐車場に駐めて、徒歩で漁港まで行きましょう。
トイレ:能生漁港周辺には、潮風公園のトイレ、マリンドーム能生のトイレの2つがあります。西側では潮風公園、東側ではマリンドーム能生のトイレを利用するのが便利です。
コンビニ・釣具店情報
コンビニ:マリンドーム能生に釣具や釣りエサも販売しているセブンイレブンがあります。
釣具店:大型の釣具店は車で行く必要があるため、事前に準備しておくと良いでしょう。上記のセブンイレブンでも、ある程度の釣具と餌は揃えることができます。
能生漁港で釣れる魚
能生漁港で釣れる魚は、アジ、イワシ、メジナ、クロダイ、カサゴ、シーバス、メバル、キス、アオリイカ、サヨリ、カマス、イナダ、キジハタなど様々です。ショアから釣れる魚種が豊富なため、年間通して釣りが楽しめるでしょう。
釣り方別おすすめターゲット
能生漁港では、様々な釣り方が楽しめます。釣り方別におすすめのターゲットを表にまとめていますので、参考にしてください。
釣り方 | ターゲット |
サビキ釣り | アジ イワシ サヨリ |
泳がせ釣り | イナダ ヒラメ マゴチ |
ウキ(フカセ)釣り | クロダイ メジナ アジ |
投げ釣り | キス ヒラメ カレイ |
探り(胴付き)釣り | カサゴ キジハタ メバル アイナメ |
ルアー釣り | アジ シーバス アオリイカ メバル イナダ |
能生漁港の釣りにおすすめのタックル
能生漁港で釣果を上げるには、地域の特性に合わせたタックルを使用することが効果的です。例えば、糸魚川地区でサビキ釣りをするなら、ピンクサビキより白サビキを使うことが良いとされています。
このセクションでは、おすすめのタックルを紹介しますので、糸魚川地区への釣行の準備の参考にして下さい。
サビキ釣り:万能ロッドと白サビキ
万能ロッドは汎用性が高く、1本持っておくとどんな釣りでも楽しむことができて非常に便利です。
サビキ仕掛けは、白を使用することをおすすめします。釣れるサイズや季節に合わせて針の大きさは調整しましょう。
常温保存できる餌を準備しておけば、いつでもサビキ釣りが手軽に楽しめます。アミエビとコマセを混ぜることで、集魚効果が高まりやすいので、セットで準備しておくと良いでしょう。
ウキ釣り(フカセ釣り):簡単セット
能生漁港では、クロダイやメジナなど人気のターゲットが狙えます。ウキ釣りをするなら、必要な仕掛けがセットになっているものが便利です。
ウキ釣りに使用するロッドは、1.5号の4.5mを選ぶと初心者でも比較的操作がしやすいです。磯竿は、ウキ釣りの他にもカゴ釣りや泳がせ釣りにも活用できます。
ウキ釣りには、ウキやウキ止め、オモリなど用意する仕掛けが多いので、初心者の方はセットを使用するのが便利です。
能生漁港釣りポイントと釣り禁止エリア
能生漁港の釣りポイントは、大きく分けて4つあります。東西にある堤防および突堤は、立ち入り禁止エリアとなっているため、釣りができません。釣り場の状況は随時変わる可能性がありますので、あくまでも釣りをする際は、状況の確認と安全対策を行い自己責任で楽しんでください。
釣りポイント①カニ加工場前
マリンドーム能生から一番近いポイントで、車の横付けができるポイント。外海に一番近いので、回遊魚狙いのサビキつりや、ウキ釣りでクロダイやメジナを狙うのもおすすめです。
釣りポイント②港内
スペースが広くファミリーフィッシングにおすすめのポイントです。サビキ釣りやアジングでアジを狙ってみましょう。また、探り釣りでカサゴなどの根魚系は年間を通して楽しめます。
釣りポイント③漁業組合前
こちらも、港内同様スペースがあるため好きな釣り方が楽しめるでしょう。漁業関係者の迷惑になららいように注意してください。
釣りポイント④西堤防付け根付近
ルアー釣りでミオ筋や中央堤防付近を狙うのがおすすめのポイントです。大型のメジナやクロダイを狙うにもおすすめのポイントになります。立入禁止フェンスや停泊船に注意してください。
釣り場での注意事項
釣り場では、注意事項やマナー、ルールなどを守って安全に釣りを楽しむことが重要です。釣りができる貴重な場所を守るためにも、一人ひとりが意識を高めましょう。
釣り禁止エリアに注意
能生漁港には、危険区域立入禁止のフェンスなども設置されており、新潟県のホームページでは糸魚川の港内での釣りは禁止とされているようです。しかしながら、立入禁止エリア以外での釣りは黙認されている様子もあり、実際に釣りをしている人も見受けられますので、確実な情報は得られておりません。
漁港や堤防で釣りをする場合は、管轄の自治体や漁業組合、または近くの釣具屋などで情報確認を行いましょう。
安全対策
釣り人は、事故や災害に対する自身の安全対策をしっかりと行う必要があります。釣り人の海難事故が原因で、釣り禁止となった場所も多くあるため、釣り人一人ひとりの行動が重要です。
ルールやマナー
釣り場には、それぞれに定められたルールやマナーがありますので、しっかりと守りましょう。誰もが安心して釣りを楽しむためにも、周囲への配慮と環境保護に対する意識を高めましょう。
糸魚川の自然を満喫しましょう
糸魚川市は、釣りをはじめとする自然の中で楽しむアクティビティには最適な場所です。しかしながら、その豊かな自然は、ジオパークにも認定されるほど貴重な環境資源であることを忘れてはなりません。
一人ひとりが環境保護や安全対策の意識を高めて、糸魚川の自然を単横しながら釣りを楽しみましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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